お客さんがあり、古民家の蔵で営んでおられるカフェ「かりん」へ行った。
既存の蔵を大掛かりには改修せず、手をかけるのも最小限にとどめてある。
昔の蔵の面影そのまま、まさに蔵でお茶ってるという感じだ。
こうした使われ方もなかなか乙なものである。

I am updating it if I hit on a soliloquy diary
ゼミで、木の家(天井を貼らず軸組を室内に現した構法=民家型構法)と木造在来工法との使われる木材の材積を比較検証してみた。
これは以前から非常に興味深く、気になっていたことでもあった。
今回検証した住まいは、小さな住宅で“9坪ハウス”(原形は故増沢洵氏によって建てられた自邸、最小限住居)
のオリジナル案とし、軸組のみの木拾いとした。
結果は、民家型構法の方が材積は増え、
架構の考え方が大きく違う小屋組だけを比較してみても民家型構法の方が増えることが分かった。
そもそも民家型構法は、材積を減らすための構法ではなく、木の特性を活かした構法なのでこの結果をもとに
今後、更に様々な検証を行っていきたいと思う。
先日、京都を北上した途中に京丹後市の「小町の舎」という小野小町の記念館を訪ねてきた。
この記念館の概要説明は省略しますが、ロケーションもよく、落ち着いたひと時を過ごせました。
記念館は木造建築で、これまでの自分とは違った納め方も見れて、
ある意味刺激を受け、ディテールの重要性を改めて痛感しました。
それと、この施設を言っているのではありませんが、
最近行く先で感じるのは、箱物と呼ばれなくても、管理、運営面で寂しく感じる施設が散見されることです。
「イメージはものを操作して、最後にはディテールという形をとる。
ディテールを語ればコンセプトから形態の操作、それを支える人への凝視などを語ることが出来る。」
故・宮脇壇氏著/書籍からの抜粋
小町公園「小町の舎」